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2016年11月04日(金)  【雑記】「すごい人」はどこからくるのか
『虚妄の成果主義』が有名な経営学者、高橋伸夫先生の『できる社員は「やり過ごす」』を読了。読み始めた動機は、組織内で指示されたことを行わず「やり過ごす」という振る舞いに関心を持ってのこと。その意味では大変面白く読めたし参考になったが、思わぬ箇所でイカヅチに打たれたような感覚を覚えた。

それは、「すごい人」はどこからやってくるのか、という第7章の記述である(以下引用)。


わたしの思っている「すごい人」のイメージは、自分よりも年長の人ということだった。だからいつも上を見あげては、降ってくるのを待っていたわけだ。しかし、これはちがう。これからわたしが出会うであろう「すごい人」は、自分よりも年下、しかもかなり年下の人にちがいない。そしてもうひとつ。その「すごい人」は、どこか遠くからくるのではない。おそらく自分のすぐそば、自分の足元からやってくるにちがいないと直感したのである。


まさにこのとおりと、はたと手を打った。自分自身を振り返ると、20代ぐらいまでで出会う方のうち「すごい人」はたいていは年上で、せいぜい自分と数歳程度違う方にとどまっていた。ところが30代も半ばを過ぎると、年下にも「この人はすごい!」と思わせてくれる方がどんどん増えてきた。今後はますます増えてくるに違いない。

そうした年下の「すごい人」が増えるとして、自分自身に何ができるであろうか。高橋先生はそうした「すごい人」を育てるために非常に教育熱心になったと書かかれていた。私も気持ちは同じだが、教員では無いので同じようにはできない。自分にできるとすれば、そうした「すごい人(候補含む)」を直接的・間接的に支援をする、それができないとしても少なくとも邪魔をしない、ということはやっていきたい。
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